産業廃棄物(収集運搬業)許可申請を代行依頼する際の検討ポイント
産業廃棄物(収集運搬業)許可申請を円滑に進めるためには、主に次のような事項を把握する必要があります。もしご不明な点が多いようでしたら、代行依頼することも一つの方法としてご検討ください。
- 産業廃棄物(収集運搬業)許可申請の必要性
- 収集運搬業と処分業の違い
- 申請する産業廃棄物の種類
- 産業廃棄物(収集運搬業)許可申請に必要な書類
- 法定費用【許可申請手数料】の金額
- 産業廃棄物(収集運搬業)許可申請にかかる時間
- 産業廃棄物(収集運搬業)許可取得後の対応
詳しくは無料相談の際にお伝えいたしますが、各項目の要点を簡単に記載します。
1.産業廃棄物収集運搬業許可申請の必要性
産業廃棄物(収集運搬業)許可申請の必要性を把握するためには、産業廃棄物と一般廃棄物の違いを理解する必要があります。
同じ廃棄物でも、排出場所によって産廃・一廃の区分が変わってくることにも注意が必要です。
2.収集運搬業と処分業の違い
産業廃棄物に関わる業務は、収集運搬業と処分業に大別されます。収集運搬業で出来ること、出来ないことを理解する必要があります。
とくに収集運搬業では出来ないことの把握は重要です。
3.産業廃棄物の種類
産業廃棄物は合計20種類に分類されています。また特別管理産業廃棄物に区分されるものもあります。事業において取り扱う産業廃棄物がどれに該当するのか、把握する必要があります。
4.産業廃棄物収集運搬業許可申請に必要な書類
産業廃棄物(収集運搬業)許可申請には様々な書類が必要となりますが、とくに車両関係の書類が多いことが特徴です。
5.法定費用(許可申請手数料)の金額
産業廃棄物(収集運搬業)許可申請にかかる法定費用(許可申請手数料)は、新規申請で全国一律8万1千円でます。
産廃収集運搬業許可は、収集場所と運搬先の都道府県が異なる場合などは、それぞれの都道府県において申請を行う必要がありますので、ご注意ください。
6.廃棄物収集運搬業許可申請にかかる時間
千葉市の場合で場合で申請後約60日ほどかかります。この期間は短縮する方法がありません。
実際には、申請までに様々な準備が必要となりますので、その時間も加味する必要があります。
7.廃棄物収集運搬業許可取得後の対応
産廃収集運搬業許可は取得したら終わりではなく、5年ごとの更新申請が必要です。
役員の変更や使用する車両の入替があった場合には、変更届を提出する必要もあります。
産業廃棄物収集運搬業の許可を受けないで収集運搬業を行った場合、5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金又はこの併科となります。産業廃棄物に関わる業務は総じて罰則が重い傾向にありますので、ご注意ください。
産業廃棄物(収集運搬業)許可申請を代行依頼する流れ
産業廃棄物(収集運搬業)許可申請の代行依頼につきましては、大きな流れは次の通りです。
- 当事務所から『委任状(案)とお見積り送付』
- 依頼者様より『委任状に記入・返信』
- 依頼者様より『手数料・実費のご入金』
- 依頼者様にて『必要書類の用意』
- 当事務所にて『必要書類確保・申請書作成』
- 当事務所にて『申請書提出』
- 当事務所にて『提出後の対応をフォロー』
当事務所へお問い合わせいただいた後、ご依頼者様のアクションが必要な部分を赤文字としています。
単純化しますと、ご依頼者様に動いていただくのは、委任状の確認・返信と手数料・実費のお支払い、そして必要書類の準備となります。
必要書類のなかに、使用する車両に関するものなど、どうしてもご依頼者様にご用意をお願いするものが発生します。