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千葉県が令和4年度の消費生活相談の概要を発表

本日、千葉県が令和4年度の消費生活相談の概要を発表しました。

令和4年度中に千葉県消費者センターと県内各市町村の消費生活相談窓口に寄せられた相談を集計したものということですが、かなり興味深い内容に。

全体としては減少傾向?

年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度
相談件数 59,727 57,216 54,530 48,618 51,794
(内)県 10,565 10,930 11,143 10,259 11,283
(内)市町村 49,162 46,286 43,387 38,359 40,511

過去5年分の推移を見ると、全体としては減少傾向なのでしょうか。

令和4年は増加に転じていますが、長期的には国や自治体の対策も一定の効果を発揮しているようにも見えます。令和5年の状況も引き続き見て行きたいところです。

年齢別では50代が一番多い

年齢 ~20歳 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80歳~ 不明
件数 1,195 4,571 4,361 5,796 7,208 6,222 7,073 4,096 6,274
割合 2.60% 9.80% 9.30% 12.40% 15.40% 13.30% 15.10% 8.80% 13.40%

年齢的には50代が一番多いという結果になっています。

相談件数としてはそうなのかも知れませんが、若年者の場合そもそも相談しにくいという事情もあるのかな?という気もします。

令和4年度に相談の多かった商品・役務

順位 商品・役務等 件数 増減数
1 商品一般 3,583 13
2 基礎化粧品 2,029 1,282
3 工事・建築 1,990 △172
4 不動産貸借 1,724 △134
5 エステティックサービス 1,323 982
6 他の健康食品 1,301 94
7 修理サービス 1,186 △23
8 役務その他サービス 1,133 △21
9 インターネット接続回線 945 △109
10 他の化粧品 920 183
11 電気 829 △16
12 フリーローン・サラ金 784 49
13 携帯電話サービス 762 △215
14 四輪自動車 701 65
15 頭髪用化粧品 583 58

基礎化粧品、エステティックサービスが明らかに増加していることが分かります。

令和4年のデータですので、コロナ禍の出口が見えて外出需要が増加した影響、とまでは言い切れないような気がしますが、耐えきれなった悪徳事業者の最後の足搔きなのかも知れません。

この辺りも長期的にデータを見て行く必要性を感じます。

(参考)千葉県ホームページ『令和4年度の消費生活相談の概要について』

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