千葉市が、令和4年度『全国学力・学習状況調査』の結果を公開しています。
一通り読みましたが、現在の小中学生の置かれている状況なども伝わってくるところがあって、非常に参考になりました。
全国平均正答率と千葉県・千葉市を比較すると、
- 小学生の段階では全国平均正答率と千葉県に差は無く、
- 中学生の段階に入ると1ポイントマイナスと差が開く
全国平均正答率と千葉市の比較すると、
- 小学生の段階・中学生の段階ともに全国平均正答率と同等以上
という状況のように見えます。
調査は学校の場所で集計されているので、ものすごく単純に言うと、中学に上がると、大都市圏(例えば千葉市)の進学校に生徒が集まる状況があるということでしょうか。
東京都に隣接した地域では、都内の進学校に吸収されるという影響もあるかも知れません。
資料後半を見ると、ほぼ8割の児童・生徒が、自己肯定感を示す回答になっている一方で、将来の夢や希望については、中学に上がると一気に混迷の度合いが増す様子。
また、スマートフォンでのSNSや動画視聴の時間については、小学生の段階でも毎日1時間以上が50%を超えていることも分かります。
ICT関連の項目では、小学生と中学生でそれほど大きな違いが無いような印象もあります。
国の政策がここ数年で進展している影響で、小学生と中学生に大きな差が無いのか?それとも、児童・生徒の可処分時間にはそもそも一定の限界があるからなのか?
背景の事情は正確には分かりませんが、意識的に気にかけて行こうと思いました。
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