今日は、千葉市中央図書館で開催されている千葉空襲写真パネル展を見学してきました。
詳細は次のような感じです。
- 開催場所:千葉市中央図書館1Fエントランス
- 開催日時:令和3年7月10日~7月19日
- 開催時間:9時~19時(最終日は16時まで)
- 入場料金:無料
なお、千葉市中央図書館自体は原則写真撮影禁止ですが、こちらの展示会に関しては写真撮影OKとなっていました。
テーマが『千葉空襲写真パネル展』となっているだけに、太平洋戦争末期の千葉空襲が中心となっていますが、戦前から戦後にかけての千葉市の変遷も分かりやすく展示されていました。
千葉空襲は昭和20年6月10日と7月7日の2度に渡って実施され、とくに7月7日の空襲の規模が大きかったということです。
主要な爆撃目標となった日立航空機千葉工場の戦後に撮影された写真を見ると、工場部分の被害がかなり大きかったことが分かりますね…。
昭和20年12月末段階で千葉市の人口は9万5,903人、現在の約10分の1の規模だったわけですが、戦前の写真を見ると人口規模のイメージ以上に街並みが広がっているように見えます。
当時は低層階の建物が多かったでしょうから、横に広がるしか無く、そのために街並みがかなり広がることになったのかも知れないですね。
終戦直後と現在の写真比較です。
子供の頃は同じような比較を見ると、単純に戦後の発展ってすごい!と思ったものですが…。
いまこうして見てみると、戦前の日本人も相当に頑張っていたことが分かります。
写真展示だけでなく、当時の軍服や各種遺留品の展示も行われていました。
とくに投下された焼夷弾の破片(子爆弾の筒)の展示は貴重ではないかと。
いわゆるクラスター爆弾の子爆弾に相当するものですが、私自身も実物を見るのは初めてのように思います。
展示会のサブタイトルには「あなたに伝えたい・・・戦争の悲惨さ、平和の尊さを」とありますが、実際の展示内容の解説文には、何らかの政治色を感じることはありませんでした。
事実をそのまま伝え、受け取った側に判断を委ねているかたちになっているということですね。
小規模な展示会でしたが、とても素晴らしい取り組みのように感じました。
運営に携われた皆さま、ありがとうございます!
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