本日午後、先日に申込していた「ホワイト物流」推進運動のセミナーを受講しました。
冒頭に、国土交通省の担当課長の方から、「ホワイト物流」推進運動の概要、目的と現状などを解説頂いた後、各事業者の事例が紹介されるという流れで進行。
私としては、「ホワイト物流」推進運動とは、基本的には、労働環境の改善を通じてドライバー不足を解消しようという取り組みと受け止めました。
トラック運送事業者の労働環境として、実態データも示されていました。
- 労働時間が全職業平均より約2割長く
- 年間賃金は全職業平均より約1~2割低い
かなり深刻な状況が伺えますよね。これでは人手不足も深刻になるはずです…。
印象的だったのは、セミナー全体のトーンとして、大多数の関係者が明るい未来を確信しているという感じでは無かったこと。言葉の端々に厳しさが滲み出ていたように思います。
とても厳しい状況ではあるけれど、情報を共有して何とか生産性を向上させて行きましょうと、そういう基調ですね。
生産性向上の目的は、ドライバーの待遇改善に回すことのできる原資を確保することですから、根本的には『ドライバーの確保』が最も深刻な課題となっているわけです。
運送事業者の一番のお困りごとは何か?ということが理解できたことは大きな収穫でした。
自分自身の業務をどのように振り向けて行くのか、じっくり考えてみたいと思います。
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