自治体のエアコン補助について携わる機会がありました。
そこで改めて感じたのが、省エネ性能基準の問題です。
自治体のエアコン補助に際しては、基本的に一定の省エネ基準を満たすことが求められます。
千葉県のポイント還元制度は、統一省エネラベル省エネ性能の★マーク基準ですし、他の自治体では、省エネ基準達成率の%表示が基準になるケースもあります。
全体的な傾向として、10畳以下の部屋向けの、比較的に低出力タイプのものは格安エアコンでも基準を満たすことができるものが多いようです。
一方、10畳以上の部屋向けの、比較的に大出力のタイプのものは、格安価格帯だと基準を満たすことができないものが多いようなのです。
こちらの6畳向けタイプは、省エネ基準達成率87%なので、85%をラインにしている自治体などの基準はクリアできます。
単身者向けとか、部屋単位での設置には広く対応できそうな雰囲気ですね。
こちらの14畳向けタイプは、省エネ基準達成率74%なので、85%をラインにしている自治体などの基準はクリアできないことになります。
一戸建てのメインエアコンを、格安エアコンで対応するのは難しそうな雰囲気です。
まとめると、一戸建ての居間で使用するような大出力のエアコンを入れ替えるような場合には、格安価格帯のエアコンでは補助金適用が難しいのだな、ということに気が付いたわけです。
税金が原資なので、当然と言えば当然ですが、比較的に最新で高額の機種を導入してもらいたいという方向性があるということですね。
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