生命保険各社が提供する、いわゆるコロナ保険の「みなし入院」対応見直しが決定しました。
新型コロナウイルス感染症は現状2類相当ですので、国や自治体が、入院の勧告・就業制限・外出自粛を要請することが可能となる一方、検査や治療の費用は全額公費で負担されています。
コロナに感染すると、基本的に入院する必要があったわけですが、とくに第7波以降は医療機関の状況も逼迫し、入院ができない状況も頻発。
各保険会社の提供するコロナ保険ではこの事態に対応して、自宅やホテルなどで療養した感染者に対しても、実際の入院と同等に扱う「みなし入院」として入院給付金を支給していました。
そこに今回見直しが入り、自宅やホテルなどで療養した人を、一律に「みなし入院」として入院給付金を支給することは止めることになったわけです。
令和4年9月26日からは、次の区分に該当する人のみが「みなし入院」の対象となります。
- 65歳以上の人
- 入院を要する人
- 重症化リスクがあり新型コロナ治療薬の投与または新型コロナ罹患により酸素投与が必要な人
- 妊娠中の人
該当しない人が自宅療養した場合、入院給付金の対象外ということですから、現実問題としてはコロナ保険の支払い対象者が縮小するということになりますね。
コロナ保険に加入している人にとっては比較的大きな変更だと思いますので、要注意です。
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